Fake Lovers 【ヒロアカ 相澤 R18】
第3章 相澤の受難
すぐ目の前のの甘い匂いに柔らかい感触、そして真っ赤な顔で必死にしがみついてきた姿が脳裏に焼き付いて離れないせいで、昨夜は一睡も眠れなかったのだ。
「明後日も出勤だと言うから、また行くと伝えてきた……」
「うわ〜……相澤の財布とメンタル、事件解決までに持つのそれ……?確か、経費で落とせるのってセット代とドリンク代の数万くらいだろ?」
「持つかどうかの問題じゃない。……やるしかないんだよ。他の客にあの娘を触らせるくらいなら、俺の給料全額投げ打ってでも指名し続けて囲い込む」
ゲッソリとやつれた顔でありながら、その瞳に宿る執念は本物だった。
「ひぇ〜……恋する男の執念、おっかねぇ……。応援してるぜ、イレイザー……色んな意味でな!」
肩をぽんポンと叩くマイクの言葉に相澤は重いため息で答えながら、明後日の潜入捜査(と、愛しい後輩を死守する闘い)に向けて、静かに頭を抱えるのだった。