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③呪術廻戦〜脹相と恋人と絡み〜

第2章 体液がほしい


「ねえ、脹相。お願いがあるんだけど……」

夕食を終えた夜、二人でリビングにいたときのこと。
私は隣に座る脹相の袖を、そっと引っ張った。

「……なんだ?」

「えっとね……その……」

言い出そうとした途端、急に恥ずかしくなってしまった。

けれど、今日はちゃんと伝えようと決めていたのだ。

私は膝の上で指を組み、意を決して顔を上げた。

「……脹相の体液、ほしいなって……」

「…………は?」

脹相が固まった。

「……今、なんと言った?」

「えっ、あ、あの……体液っていうか、精液?を、少し分けてもらえたらなって……」

「ま、待て。どういうことだ」

彼は目に見えて慌て始めた。

「なぜ急にそんな話になる? いや、そもそも、お前は何を考えて……」

「あ、違うの! そういう、変な意味じゃなくて……!」

自分で言い出したくせに、私まで顔が熱くなる。

「脹相の身体って、普通の人間とは違うでしょう? だから、体液に何か特殊な性質や毒素が含まれているのか、研究してみたいなって……」

「……毒素?」

「うん。脹相が私とのことで不安に思っているなら、何が分かっていて、何が分かっていないのか、少しずつ調べていけたらいいなと思って」

脹相は黙り込んだ。
私の話を聞いて、ようやく意図を理解してくれたらしい。

私は、ずっと考えていたことをそのまま続けた。

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