• 小
  • 中
  • 大
  • テキストサイズ

③呪術廻戦〜脹相と恋人と絡み〜

第5章 秘密にしたほうがいい



「……だが、今日は早く寝よう」

「えっ?」

思わず顔を上げた。

「……お前を引き留めすぎていたことに気づいた。疲れているのに、俺の寂しさに付き合わせてしまっていたな」

「脹相……」

「すまなかった。これからは、お前が眠いときには、ちゃんと休ませる」

私は驚いたあと、ふわりと笑った。

「……ありがとう。でもね、私も脹相と一緒にいたくて、つい夜更かししちゃうんだよ?」

「……そうなのか?」

「そうだよ。だから、二人でちゃんと気をつけようね」

「ああ」

私は彼の頬にそっとキスをした。

「じゃあ、今日は一緒に寝よう?」

「……ああ」

「でも、その前にもう少しだけぎゅってして?」

脹相は少しだけ困ったような顔をしたあと、私をぎゅっと抱きしめた。

「……それくらいなら、いくらでも」

「ふふっ、大好き」

「……俺もだ」

その夜、私たちはいつもより早く寝室へ向かった。

ベッドに入ると、脹相は私を腕の中に抱き寄せた。

「……おやすみ、脹相」

「……おやすみ」

目を閉じかけたとき、頭の上から小さな声が聞こえた。

「……明日も、帰ってきたら俺の名前を呼んでくれ」

「……うん」

「……人前では我慢するから」

胸がきゅっとなった。

私は彼の服をぎゅっと掴んだ。
/ 50ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp