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③呪術廻戦〜脹相と恋人と絡み〜

第1章 キス


「……だが、調べてくれていたんだな」

「当たり前でしょう?」

私は彼の肩に寄りかかった。

「私の未来には、脹相もいるんだもん」

「……!」

「家に帰ったら脹相がいて、二人でご飯を食べて、一緒に眠るの」

彼の顔を覗き込む。

「そんな毎日が、これからも続いたらいいなって思ってるよ」

脹相は何も言わず、私を抱き寄せた。

その腕が、少しだけ強くなる。

「……俺は、お前の夢を邪魔したくない」

「邪魔なんかじゃないよ」

「だが、俺の身体のことまで研究するとなれば、お前に余計な負担をかけることになるかもしれない」

「脹相」

私は彼の胸から顔を上げた。

「これは私が自分で選んだことなの。誰かに頼まれたからでも、脹相に言われたからでもないよ」

彼の目を見つめ、ゆっくりと言葉を続ける。

「自分の身体を知ることも、研究を続けることも、私が進みたい道の一部なんだよ」

「……ああ」

「だから、不安になってもいいから、一緒にいよう?」

脹相はしばらく私を見つめていた。

やがて、小さく頷く。

「……分かった。お前が自分で選んだ道なら、俺は応援したい。お前が研究を続けたいのなら、その夢を大切にしたい」

「ありがとう」

「……ただし、自分の身体を使うからといって、無理はするな。何か異変があれば、すぐに家入に相談してくれ。そして俺にも…」

その真剣な表情に、私は思わず笑った。

「ふふっ、分かってるよ。無理をしないことも、研究を続けるうえでは大切だからね」

「……本当か?」

「本当」

「……ならいい」

脹相はようやく安心したように息を吐き、私の髪を優しく撫でた。

「……ありがとう。俺のことを、そこまで考えてくれて」

「ううん。私も脹相と一緒にいたいからだよ」

私は彼の首に腕を回した。

「ねえ、脹相。キスしてもいい?」

彼は私の唇を見つめた。

まだ、ほんの少しだけ迷いがある。
それでも今度は、すぐに目を逸らさなかった。

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