• 小
  • 中
  • 大
  • テキストサイズ

③呪術廻戦〜脹相と恋人と絡み〜

第4章 ※もう一度検体を 


「……ごめんね、脹相」

「謝るな。お前が悪いわけではない」

「でも……」

「お前が俺のために頑張ってくれていることは、分かっている」

彼は私の手を握り直した。

「だから、責めたいわけではないんだ。ただ……少し、困っている」

いつもなら、私を安心させるように言葉を選んでくれる彼が、今日は珍しく、自分の気持ちを正直に話してくれている。

それが、なんだか嬉しかった。
私は彼の手を、きゅっと握り返した。

「……そっか」

「ああ」

「教えてくれてありがとう」

脹相が、少し驚いたように顔を上げる。
私は彼に向かって微笑んだ。

「私にできることなら、なんでもするよ」

「…………」

「脹相が少しでも楽になるなら、私も一緒に考えたい」

その言葉に、脹相はしばらく黙り込んだ。
そして、ゆっくりと息を吸った。

「……本当に、いいんだな?」

「うん」

「……では」

彼は一度、視線を逸らした。
それから、意を決したように口を開く。

「……服を、脱いでくれないか」

「…………えっ?」

思考が止まった。
脹相の顔が、一気に赤くなる。

「……いや、嫌なら構わない。無理にとは言わない」

「う、ううん! 嫌じゃないよ!」

私は慌てて首を振った。
だって、私にできることならなんでもすると言ったのは、本当だから。

それに、彼が何を望んでいるのか、少しだけ分かった気がした。
/ 50ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp