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③呪術廻戦〜脹相と恋人と絡み〜

第4章 ※もう一度検体を 



「……脹相?」

しばらく待っていた私は、そっと廊下へ出た。
彼の部屋の前まで行き、控えめに扉を叩く。

「まだ時間がかかりそう?」

「……ああ。すまない」

扉の向こうから、少し疲れた声が返ってきた。

「ううん、謝らないで。私がお願いしたことだもん」

私は扉の前で、しばらく迷った。

また彼に負担をかけてしまっているのではないだろうか。
そう思うと、胸がちくりと痛んだ。

けれど、同時に、彼の力になりたいとも思った。

「……ねえ、脹相」
「なんだ?」
「私も、手伝わせてもらえないかな?」

少しの沈黙。
私は慌てて言葉を付け加えた。

「もちろん、嫌だったらいいの! ただ、脹相だけに頑張ってもらうのも申し訳ないし……。私にできることがあるなら、一緒にやりたいなって」

すると。

「……分かった」

思いがけず、すんなりと返事が返ってきた。

「えっ?」
「入ってくれ」
「……いいの?」
「ああ」

私は少し驚きながら、扉を開けた。

部屋の中では、脹相がベッドの端に腰掛けていた。

私を見ると、彼は少しだけ表情を和らげたものの、どこか気まずそうに視線を落とした。
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