第1章 その胡蝶、閨の教育係にて
(足と腰に力が入らない···?)
「ひゃあ!···壬氏様!」
壬氏は薄衣を羽織ると、の足を救い横抱きにした。
驚いて声をあげる
「足に力が入らないんだろ?」
先程の空気とはうってかわり、壬氏はクスッと笑みを浮かべ。
(···うっ)
その微笑みはまるで、を慈しむようなかんばせだった。
思わずドキリと鼓動が音を撫でた。
「···風呂、行くぞ」
「えっ、壬氏様···もですか?」
「は歩けないだろう?それに、掻き出さなければ万が一も有り得るだろう?」
の下腹部に視線をやった壬氏は、悪戯な笑みをうかべる···が。
先程の事情を思い出して、一気に顔を赤くした
(変態!変態ですわ··)
「下ろしてくださいませ、壬氏様!自分で···自分でできますから!それに···以前より薬屋から薬は頂いておりますので」