【SPY×FAMILY】オペレーション・ヴェール【R指定】
第5章 OPERATION⑤
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「鞄を部屋に置いてくるから待ってて」
ローレンがそう言うと、セリーナは頷いてエントランスのソファに腰掛けた。
視線は受付でチェックインをしているローレンに向けられている。
(512号室ね)
セリーナは受付係の女性の口の動きから部屋番号を読み取ると、視線を外した。
セリーナは長い足を組むと、仕事の半分を終えたような笑みを浮かべてソファに深く座った。
ローレンがエレベーターで五階に上がり、フロアに出たところで、変装したフランキーとすれ違った。
「っ、失礼」
すれ違いざまにわずかに体が触れると、フランキーは軽く会釈した。
ローレンも軽く会釈をして、そのまま自分の部屋に入っていった。
フランキーはその姿を見届けてから、同じ階の別の部屋に入った。
フランキーは今しがたローレンに取り付けた盗聴器の受信状況を確認した。
受信機からはローレンが荷物を置く物音が聞こえ、フランキーはニヤリと笑った。
ローレンは荷物だけ置くと、すぐに部屋から出てセリーナの元に向かったようだ。
二人は同じホテルのレストランへ向かったらしい。
案内係の声から、二人が完全個室へ通されたことが分かった。どうやら人目を避けたい話があるらしい。