【SPY×FAMILY】オペレーション・ヴェール【R指定】
第5章 OPERATION⑤
(おいおい。いきなりビンゴじゃねぇか?)
二人の状況を知り、フランキーは自分の成果に少し興奮を覚えた。
その時、フランキーの部屋のドアがノックされた。
フランキーは覗き穴から外を窺い、簡単な変装をしたロイドだと確認すると、ドアを開けた。
ロイドは勢いよく部屋の中に入ると、室内を見渡してテーブルの上にある受信機を見つけた。
ズカズカと受信機に向かっていくロイドに、フランキーは呆れたようにため息を吐いた。
「おい。俺は情報屋だぜ。情報を買って売るのが仕事だ。そんな俺に探偵まがいのことをさせておいて礼も無しか?」
「すまない。すごく助かった。やっぱり頼れるのはお前しかいないよ」
ロイドは帽子を脱ぎながら、フランキーに申し訳なさそうな視線を向けた。
しかし、ロイドの意識がすでに受信機に向いていることは、フランキーにも分かっていた。
「…お前の彼女なんなんだ?全然隙が無くて、彼女に盗聴器は無理だったから男に仕込んでおいた」
「…十分だ、ありがとう」
フランキーが無理にセリーナへ盗聴器を仕込もうとしたら、バレていただろう。
その判断が最善だったと納得し、ロイドはようやく受信機に手を伸ばした。