【SPY×FAMILY】オペレーション・ヴェール【R指定】
第4章 OPERATION④
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次の日の朝、ロイドはセリーナの部屋で身支度をした。
この3ヶ月で、セリーナのクローゼットの中にはロイドの服も増えていた。
ワイシャツをクリーニングに出し、仕上がったものをそのままセリーナの部屋に置いて帰ることもある。
クローゼットからワイシャツを選んでいると、指先にセリーナのスーツが触れた。
一瞬ロイドの指先が止まった。
(…リスクはあるが、やはり盗聴器を仕掛けてみるか)
ロイドはクリーニングされたワイシャツを取ると、同じ部屋で身支度をしているセリーナを視界の端で捉えた。
セリーナはロイドのそばに来ると、今日着るスーツを選んだようだ。
深い茶色のチェック柄が、セリーナの琥珀色の目とよく合うと思った。
スーツに袖を通すセリーナに、ロイドは手を伸ばした。
対象者に盗聴器を仕掛けること自体は難しくない。
小さな盗聴器は、スーツの襟の裏に簡単に隠せるからだ。
ロイドはセリーナの背後から、スーツの襟に触れた。
「!!!!」
その瞬間、ロイドの手首をセリーナの手が掴んだ。