【SPY×FAMILY】オペレーション・ヴェール【R指定】
第4章 OPERATION④
ダイニングテーブルに皿を置くと、ロイドは壁に飾られた写真を見渡した。
セリーナの幼少期のものから、大学の卒業式に撮ったと思われる写真まで並んでいる。
写真に不自然な加工の形跡は見当たらなかった。
そしてフランキーが調査し直したセリーナの経歴とも矛盾しなかった。
「いい匂い。すぐにサラダも用意するね」
寝室から出てきたセリーナは、ラフな服装でダイニングに向かった。
ロイドは写真から視線を外し、セリーナの背中を見つめた。
「…手伝うよ」
「そう?じゃあワインを用意して」
二人はキッチンで食事の用意をする。
たまに視線を交わし、柔らかく微笑む。
その姿は普通の恋人同士にしか見えない。
「…最近仕事が忙しそうだね」
ロイドはワイングラスの脚を持ちながら、セリーナに声をかけた。
セリーナはパスタを一口食べた後、ナプキンで口元を拭いて答える。
「…なかなか進まない仕事があってね…。原因を探しているわ」
ロイドはセリーナの言葉に「大変そうだね」と答えると、ワインを一口飲んだ。
セリーナはそんなロイドをじっと見た。
「貴方は?プロジェクトは順調?」