【SPY×FAMILY】オペレーション・ヴェール【R指定】
第2章 OPERATION②
フランキーはぶつくさ言いながらも、封筒の中に入っている写真を手に取った。
写真に写ったセリーナの顔を確認すると、フランキーはギョッとしたように目を見開いた。
「おい!なんだこの美人は!」
フランキーは恨めしそうな視線をロイドに向けながら叫んだ。
「冗談じゃないぞ!お前がこんな美人に接近するために情報なんか入手してやるか!」
フランキーは写真を封筒に戻して、ロイドに投げつけた。
「…いや、任務だ」
ロイドは前髪をかき上げ、大きくため息を吐いて言った。
「は?任務ならWISEがとっくに調べてるだろ」
ロイドは投げつけられた封筒を机の上で滑らせてフランキーに返したが、フランキーは腕を組んで頑なに封筒を受け取ろうとしなかった。
ロイドはうんざりしたように肩をすくめた。
話したくはなかったが、ロイドはあの夜の出来事をフランキーに打ち明けた。
「待て待て待て!つまり何か?偶然寝た女が、今日の標的だったって?」
「……そういうことだ」
ロイドはフランキーの言葉に右手で頭を抱え、うなだれた。
滅多に見られないロイドの失態に、フランキーの口元が緩み始めた。