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【SPY×FAMILY】オペレーション・ヴェール【R指定】

第1章 OPERATION①



静かなエレベーターの中で、二人の吐息だけが聞こえた。

どちらからともなく唇を開くと、すぐに互いの舌が絡み合った。

ロイドはさらに口づけを深め、彼女の細い腰を掴む手に力をこめた。

彼女もまたロイドの髪に指を絡めると、角度を変えて唇を押し付けた。



ロイドの指先がドレスの裾に伸びた時、エレベーターがゆっくりと止まり扉が開いた。

二人は一旦唇を離すと熱い息を吐いた。

ロイドは彼女を再び抱き上げると、客室の前まで歩き、扉の前でそっと下ろした。

内ポケットから部屋のキーを取り出して鍵を解除すると、彼女を支えながら部屋に入った。




間接照明が部屋を薄暗く照らす中、ロイドは自分の腕の中にいる女の顔を改めて見下ろした。

彼女の顔の紅潮が、酒によるものなのか分からない。

口紅がよれた口元が、いやに艶めいていた。

一瞬冷静さを取り戻しかけたが、彼女が自らロイドの服を引き寄せて再びキスをしてくると、その冷静さはすぐに失われた。



任務とは無関係に、ここまで自分の欲求を優先したことがあっただろうか。

自分でも驚くほど、理性が追いつかなかった。

ロイドは舌を絡めながら彼女の背中に手を回すと、ファスナーを引き下ろした。
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