夢蝕のデバッグ 〜ゾンビと淫触に墜ちる高額アルバイト〜
第3章 バイト2日目 〜ゾンビ輪姦〜
映画鑑賞の部屋に入ると、昨日と同じスタッフがニコニコとした笑顔で迎えてくれた。
「おはようございます、さん。昨晩はよく眠れましたか?」
「あ、はい……おかげさまで」
「それは良かったです。……ところで、映画を始める前に少しお伺いしたいのですが。昨夜は、何か夢を見られましたか?」
スタッフの唐突な質問に、は一瞬固まってしまった。
(……っ!?……夢……?)
昨夜の、あの悍ましい夢の内容が脳裏を過ぎる。
ゾンビに押し倒され、服を剥ぎ取られ、何度も凌辱される夢。
……そんなこと、ほぼ初対面の男性スタッフに言えるはずがない。
「えっと……その……」
は少し顔を赤くし視線を泳がせながら、内容を大幅にぼかして答えた。
「……ちょっと、ゾンビに追いかけられて、襲われる夢を……見ちゃいました」
「おや、それは大変でしたね」
スタッフはの反応を楽しむかのように、さらに笑みを深めた。
「昨日プレイしていただいたゲームの影響かもしれませんね。……でも、それだけリアルな体験として脳に刻まれている証拠です。素晴らしいデータが取れていますよ」
「はぁ……」
「では、仕事ですので、今日も頑張ってくださいね。午前中は、こちらのゾンビ映画を鑑賞していただきます」
スタッフはそう言って部屋の明かりを消した。
巨大なスクリーンに、再びおどろおどろしいタイトルロゴが映し出される。
(これは仕事、仕事なんだから……)
は自分に言い聞かせながら、ゾンビの恐怖と向き合うためにスクリーンを見つめた。
——彼女はまだ知らない。自分が「ゾンビに襲われる夢」を見たその時、現実の身体にも「何か」が起きていたことを——。