夢蝕のデバッグ 〜ゾンビと淫触に墜ちる高額アルバイト〜
第5章 バイト4日目 〜エイリアン輪姦〜
翌朝。
は、まるで水底から這い上がるような苦しさの中で飛び起きた。
「はぁ、はぁ、はぁ……ッ!」
激しく波打つ鼓動に冷や汗で張り付いた寝巻きが張り付いて気持ち悪い。
慌てて頭からV機器をむしり取ると、何度も深呼吸を繰り返して呼吸を整えた。
視界に入るのは相変わらずの豪華で清潔な部屋で、窓からは明るい朝日が差し込み、昨晩の下水道の暗闇も巨大な羽蟲の羽音もどこにも存在しない。
だが、身体だけは違った。
(……なんで。服も、身体も、綺麗なのに……)
支給されたワンピースの寝巻きに乱れはないし、皮膚に汚れもない。
だが、身体の奥深くお腹のあたりに不快な重みが、膣内に何かをぶち込まれたような熱い疼きがはっきりと残っていた。
日に日に強くなる身体の違和感。
それは単なる悪夢の余韻などではない、もっと生々しい物理的な痕跡のように感じられた。
(……汚された。私は、あの蟲に……)
嫌悪感と恐怖で、涙が溢れそうになる。
這うようにしてシャワー室へ向かい、熱いお湯を浴びた。
昨日よりもさらに念入りに、皮膚が赤くなるほど強く身体の隅々までこすり洗い、身体の中に残る熱を洗い流そうとした。
身支度を整えて部屋に戻ると、タイミングよく朝食が運ばれてきた。
「おはようございます、さん。今朝は、特製のベリーパンケーキです」
ワゴンを押してきた男性スタッフが、爽やかな笑顔でプレートをテーブルに置いた。
ふんわりと焼かれたパンケーキに、たっぷりの生クリームと色鮮やかなベリーが添えられている。
いつもなら歓声を上げて喜ぶようなおしゃれな朝食だ。
だが、今のには、その赤いベリーが蟲の眼に、白いクリームが蟲が吐き出した体液のように見えて吐き気がした。