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光の裏側で、君と ※ヒロアカの爆豪寄り

第15章 死穢八齋會


「彼女は、まだ若い。どれほど経験を積んでいようと、どれほど強い個性を持っていようと、すべてを一人で背負わせていい理由にはならない!」

塚内は黙って聞いていた。

彼もまた、今回の話を伝えるべきかどうか、悩んだのだろう。

警察の立場からすれば、公安の任務に口を挟むことは容易ではない。まして、彼女は自分の意思でその道を選び、実際に任務を遂行している。

それでも、塚内はオールマイトに伝えることを選んだ。

彼女の身近にいる人間の中で、彼女の立場を知り、なおかつ彼女自身を案じてくれる人物。


それが、オールマイトだったからだ。


「……私も、彼女のことを心配している」


塚内は静かに言った。

「今回の任務について、君に知らせるべきだと判断したのは、そのためでもある。彼女は自分の能力を過信しているわけではないだろうが、危険を危険として受け止める感覚が、一般の人間とは違っている可能性がある」

オールマイトは、苦しげに目を伏せた。


彼女の顔が浮かんだ。
幼い頃から、どんなにつらいことがあっても、誰かに助けを求めるより先に、自分で何とかしようとしていた。

泣きたい時でさえ、泣くことを我慢する。

苦しい時でさえ、平気な顔をする。

そうして、周囲が気づく頃には、すでに一人で乗り越えようとしている。


彼女は強い。
だが、その強さが、彼女自身を追い詰めることもある。
オールマイトは、それを知っていたはずだった。

「……私は、彼女に何も聞いていなかった」

ぽつりと呟いた。

「叔父として、彼女のそばにいたつもりだった。彼女が雄英で過ごす日々を、少しでも普通のものにしてやりたかった。だが……」

言葉が途切れた。

彼女は、自分の知らないところで戦っていた。

彼女が笑顔で教室に座っている時も。


クラスメイトたちと食事をしている時も。
寮で何気ない会話を交わしている時も。


その裏では、誰にも知られずに任務を遂行していたのだ。
もしかしたら、死穢八齋會から戻った昨夜も。

彼女は何事もなかったかのように、いつもの顔でクラスメイトたちと過ごしていたのかもしれない。

「……私は、彼女と話をする」

やがて、オールマイトは顔を上げた。
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