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光の裏側で、君と ※ヒロアカの爆豪寄り

第3章 USJ襲撃事件編


放課後、生徒たちが次々と帰っていく中、彼女は机の上を片付けていた。
そのとき、ポケットの中で携帯が鳴った。
画面を確認する。
表示された名前を見て、彼女は一瞬だけ眉を寄せた。

「……ホークス」

「もしもし」

『お、出た』
聞き慣れた、軽い声。

『元気?』

「元気だけど」

『よかったよかった。高校生活は順調?』

「まあまあ」

『制服姿、きっと可愛いんだろうなぁ』

「……」

「何の用?」

『冷たいなぁ』

「仕事の電話じゃないなら切るよ」

『待って待って。久しぶりの先輩からの電話なんだから、もうちょっと優しくしてよ』

「先輩って言っても、ホークスでしょ」

『そう。みんな大好きホークスさん』

「自分で言う?」

『言うよ。言わないと誰も褒めてくれないから』

「……」
彼女は小さくため息をついた。
この男は昔からこうだ。
軽い。
距離が近い。
そして――妙に口が上手い。

『ところでさ』

ホークスの声が少し弾む。

『雄英体育祭、もうすぐなんでしょ?』

「そうみたい」

『君も出るんだよね? 生徒として』

「当然でしょ」

『へぇ……』
少し間が空く。

『じゃあ、見に行こうかな』

「来なくていい」

『ひどい』

「仕事してください」

『いやいや、これも立派な仕事ですよ』

「どこが?」

『将来有望なヒーローの卵をチェックする』

「……」

『それに』
声が少しだけ甘くなる。

『久しぶりに君の顔も見たいし』

「仕事の話は?」

『してるじゃん』

「してない」

『じゃあ、今から仕事の話するね』
ホークスは楽しそうに続ける。

『体育祭が終わったら、ご飯でもどう?』

「断る」

『早いなぁ』

「忙しいから」

『じゃあ、忙しくない日にしよう』

「そういう問題じゃない」

『じゃあ、君の好きな店を予約する』

「行くとは言ってない」

『俺が予約して、君が来る』

「勝手に決めないで」

『じゃあ、こうしよう』
彼女は嫌な予感がした。

『君が制服で来てくれたら、俺が全部奢る』

「……行かない」

『即答かぁ』

「制服で食事なんて嫌」

『じゃあ私服』

「そういう問題じゃない」

『じゃあジャージ』

「もっと嫌」

『……じゃあ俺が迎えに行く』

「嫌」

『即答三連発は傷つくなぁ』

「ホークス」

『はい』
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