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光の裏側で、君と ※ヒロアカの爆豪寄り

第13章 ヒーロー仮免試験


夜。
雄英寮。

ほとんどの生徒が眠りについた頃。
緑谷は、オールマイトへ仮免許合格の報告を送っていた。

『仮免許、合格しました!』

しばらくして。
返信が届く。

『おめでとう、緑谷少年!』

メールを見たオールマイトは、嬉しそうに微笑んでいた。
しかし。


その頃。
緑谷はまだ知らなかった。
自分のすぐ近くに、別の問題が動き始めていることを。

「……」

廊下に出る。


すると――
爆豪に呼び出され、緑谷はその後ろを歩いていた。


そして。
彼らが辿り着いたのは――
かつて二人が初めて戦った場所だった。

「ここ……」

緑谷が息を呑む。


爆豪は振り返らない。


しばらく黙っていた。
やがて。


「……お前の個性」


低い声が響く。


「俺は、ずっと引っかかってた」


緑谷が顔を上げる。

爆豪は少しずつ言葉を続ける。

オールマイトが現れた時期。
それと重なるように、緑谷に個性が発現したこと。


そして――
それと比例するように、オールマイトの力が弱まっていったこと。


「……まさか」


緑谷の表情が強張る。


爆豪はさらに続ける。


オール・フォー・ワン。


個性を奪うことができるという噂。


そして。
オールマイトとオール・フォー・ワンには、過去に何らかの因縁がある。


一つ。


また一つ。


点だった情報が、線になっていく。

「……だから俺は」

爆豪が振り返る。

「お前の個性が、どうして突然現れたのか……ずっと考えてた」

緑谷は何も言えない。
そして爆豪は。

初めて緑谷に負けた、あの日のことを口にする。

あの時。
緑谷が自分を助けようとしたこと。

「勝とうとしたんじゃねぇ」

爆豪は言った。

「……お前は、俺を助けようとした」

緑谷は目を見開く。


あの日の記憶が蘇る。
爆豪にとっては、敗北だけではなかった。

自分が理解できなかったもの。

自分の中にずっと残り続けていたもの。

それを、今になってようやく言葉にしようとしていた。
そして。


その二人の会話を。


誰も知らない。


寮の明かりが、静かに消えていく。
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