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光の裏側で、君と ※ヒロアカの爆豪寄り

第13章 ヒーロー仮免試験


「あァ!? 俺は事実を言っただけだろうが!」


「その言い方が問題なの!」



待機所には再び騒がしい声が響き渡った。
そんな中、当の本人であるおもちは、何やら考え込んでいた。

そして、ぽん、と小さく手を打つ。

「……そういうことか」

「……え?」

女子たちが一斉に振り返る。

「ここ、試験会場だったわね」

「う、うん? そうやけど……?」

麗日が不思議そうに首を傾げた。

「私、すっかり忘れてた。試験中なんだから、個性を使っても良かったのね」

あまりにも自然な口調だった。
女子たちは、ぽかんと口を開ける。

「いや、おもち……そこなの?」

耳郎が思わず突っ込んだ。

「だって、相手を傷つけたらいけないと思って。どうしたらいいか分からなかったの」

困ったように笑う彼女を見て、八百万は額に手を当てた。

「確かに、相手を傷つけないように考えることは大切ですけれど……」

「おもちちゃんらしいというか……」

麗日が苦笑する。

先ほどまで彼女を心配していた女子たちの間に、なんとも言えない、ほんわかとした空気が流れ始めた。


すると、おもちは爆豪の方へと向き直った。


「爆豪くん」


「あァ?」


「心配してくれてありがとう」


にこっ。
屈託のない笑顔だった。


まるで、先ほどの暴言など最初から存在しなかったかのように。

「…………は?」

爆豪の顔が固まる。

「いやいや、爆豪は心配してたんじゃなくて……」

切島が何か言いかけたものの、途中で口をつぐんだ。

確かに、爆豪の言葉はあまりにも乱暴だった。
だが、わざわざ会話に割って入ったことを考えれば、彼なりに何か引っかかるものがあったのかもしれない。

もっとも、本人にその自覚があるかどうかは別の話だが。

「ぷぷっ……」

最初に吹き出したのは耳郎だった。


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