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光の裏側で、君と ※ヒロアカの爆豪寄り

第13章 ヒーロー仮免試験


「爆豪!」

「待てって、爆豪!」

序盤から一直線に駆けていった爆豪の後を、切島と上鳴が追っていた。

「オイ! 勝手についてくんな!」

「んなこと言ったってよ!」

切島が笑う。

「一人より三人のほうがいいだろ!」

「足手まといになるなよ!」

「ひっでぇ!!!!」

上鳴が叫ぶ。
その瞬間。


「――来る!」

切島が振り返った。

飛んできた物体。

爆豪の死角から迫る。

「爆豪!!」
切島が、とっさに身体を割り込ませた。


ドンッ!!


「切島!」


上鳴が叫ぶ。
切島の硬化した身体が細かく分解される。


「……っ!」

上鳴が息を呑む。

「切島!!」

切島の身体は肉だるまのように変形し、べちゃりと嫌な音を立ててコンクリートに落ちた。


爆豪が振り返る。

「……チッ」

目の前にいたのは、士傑高校2年生、肉倉精児だった。



「何しやがった、てめぇ!?」

爆豪の怒号が飛び、攻撃を仕掛けた生徒は表情を変えず、難しい言葉を羅列した。



***
一方、緑谷、お茶子、瀬呂。
三人は、ようやく合流していた。

「このままじゃ、雄英同士で集まれない」

瀬呂が周囲を見る。

「他校が俺たちを狙ってる以上、全員で集まるのは無理だ」

お茶子が頷く。

「じゃあ、どうする?」


緑谷は周囲を見渡した。
そして。

「……僕が囮になる」

「え!?」

お茶子が目を見開く。

「デクくん!」

「僕が目立って、できるだけ多くの人を引きつける」

緑谷は拳を握る。

「その間に、麗日さんと瀬呂くんが拘束する」

瀬呂が目を見開いた。

「なるほど……!」

「できるだけ多く拘束してから、最後にボールを当てる」

緑谷が頷く。

「一次通過を狙うんだ」

お茶子が緊張した顔で二人を見る。

「でも、デクくん……」

「大丈夫」

緑谷は笑った。

「一人じゃないから」

その言葉に。
お茶子が頷く。

「うん!」

瀬呂もテープを構える。

「やろうぜ!」

三人が、それぞれの位置につく。



緑谷が前へ。
お茶子と瀬呂が後方へ。

「行くよ!」

緑谷が走り出す。

「雄英はここだ!」

一斉に、他校の生徒たちが反応する。

「いたぞ!」

「追え!」

緑谷は走る。
その背後から、大量の受験生が迫ってくる。
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