第12章 編め、必殺技!
けれど、彼の視線は彼女の顔色を確かめるように、ほんの一瞬だけ留まった。
彼女はそれに気づき、口元を緩める。
「心配してくれるのね」
「してねぇ!!」
即座に怒鳴られた。
「はいはい」
「てめぇ……!」
爆豪は何か言い返そうとしたものの、結局、舌打ちひとつで訓練場へ戻っていった。
その背中を見送りながら、彼女は小さく笑った。
そして、再び目を閉じる。
今は休むべき時間だ。
身体を整え、個性をなじませ、次は消耗を最小限に抑えながら同じ現象を再現する。
それができて初めて、この技は本当の意味で完成する。
彼女の思考は、すでに次の段階へ進んでいた。