第10章 神野区の悪夢編
ヴィラン連合という新たな脅威。そして、平和の象徴と謳われたオールマイトの引退。
その衝撃的なニュースは、瞬く間に全国を駆け巡った。
テレビも新聞も、連日この事件を大きく取り上げていた。オールマイトとオール・フォー・ワンの死闘。雄英高校の生徒が誘拐されたこと。そして、平和の象徴が第一線から退いたという事実。
社会に広がった不安は、容易には収まりそうになかった。
そんな中、雄英高校は生徒の安全を最優先に考え、全寮制の導入を決定した。
教師陣は生徒一人ひとりの家庭を訪問し、事件の経緯を説明するとともに、全寮制への移行について保護者の同意を得ることになった。
オールマイトと相澤消太も、その役目を担っていた。
そして、その訪問先の一つに、おもちの自宅も含まれていた。