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光の裏側で、君と ※ヒロアカの爆豪寄り

第3章 USJ襲撃事件編


「……私が?」

「うん」
彼女は固まった。

「……いつから?」

「バス乗ってしばらくしてから」

「……」

「結構ぐっすり」

「……」
彼女の視線がゆっくりと横へ動く。
そこで初めて気づいた。
自分が、轟の肩に頭を預けていたことに。

「…………」
数秒

彼女の思考が停止した。
「轟くん……?」

「ん?」
轟はいつも通りだった。

「肩、貸してくれてたんだって」
麗日が言う。

「起こさないで、そのままにしてくれてたみたい」

「……」
彼女の顔が、一気に熱くなった。

「…………え」
頬が赤くなる。
耳まで赤くなる。
そして、首筋まで。
本人はまだ気づいていない。

だが、クラスメイトたちは気づいた。

「……あ」
上鳴が目を輝かせる。
「赤くなった」

「ほんとだ」
切島が笑う。

「めっちゃ赤い!」

「……っ」
彼女は慌てて顔を伏せた。

「……違う」

「何が?」
耳郎が笑う。

「いや、違わないでしょ」

「……これは……」
言い訳を探す。
けれど、普段ならいくらでも出てくる言葉が出てこない。
眠っていた。しかも、轟の肩で、みんなに見られていた。
「……今まで、こんなこと……」

ぽつり
「ん?」
麗日が聞き返す。

「……こんなこと、なかったのに」
彼女は顔を両手で覆った。

「寝てるところ……見られるなんて……」
「いやいや!」
上鳴が身を乗り出す。
「むしろもっと見たいんだけど!」

「上鳴!」
耳郎が即座に叩く。

「痛っ!」

「変なこと言うな!」

「だって普段めちゃくちゃクールじゃん!」

切島も笑う。
「そうそう! いつも何があっても冷静なのに!」

「今めちゃくちゃ恥ずかしがってる!」

「……やめて」
彼女の声が小さくなる。

「その顔、もっと見たい!」

「見せない」
即答するが、顔は真っ赤。
「ほら!」

「また赤くなった!」

「やめて……!」
彼女がさらに顔を隠す。

クラス中が笑いに包まれる。

「さとうさんが、こんな顔するんだな……」
緑谷まで思わず呟いた。

「緑谷くんまで……」

「ご、ごめん!」

「でも、本当に珍しいですわね」
八百万が微笑む。
「いつも冷静でいらっしゃるから」
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