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光の裏側で、君と ※ヒロアカの爆豪寄り

第9章 林間合宿


しばらくして、相澤と合流できた緑谷は洸太君を預けて、爆豪のいる場所へ向かった。
途中、ダークシャドウに飲みこまれた常闇と負傷している障子と出会う。騒ぎを利用して、爆豪たちのいる場所まで移動してきた。
森の中を進んでいた緑谷たちは、前方に見慣れた影を見つけた。

「……みんな!」

「デク!?」

最初に振り返ったのは爆豪だった。

その隣には轟の姿がある。

「お前、何だその格好……!」

爆豪の眉間に深い皺が寄った。
緑谷の身体は傷だらけだった。服は破れ、顔には土と血が付着している。片腕を庇うようにして立つ姿は、どう見ても無事とは言い難かった。
緑谷の身体がどれほどの負担を受けたのか、想像するだけでも恐ろしい。

「とにかく、施設に向かおう。ここに留まるのは危険だ」
常闇の言葉に、全員が頷いた。

爆豪は一度だけ緑谷を睨みつけたあと、舌打ちをした。

「チッ……死にかけのツラしてんじゃねえ。急ぐぞ」

乱暴な言葉とは裏腹に、爆豪は緑谷の歩調を気にするように、ほんの少し速度を落とした。

五人は、施設へ続く道を急いだ。
誰もが警戒を怠らず、周囲の気配に神経を尖らせていた。


ヴィランの狙いは爆豪。
そして、おもち。


だが、彼女の姿はどこにもない。

「……そういえば」

緑谷が、ふと口を開いた。

「おもちさんとは、まだ合流できてないよね……?」

誰も答えなかった。
それが、何よりも不穏だった。

彼女は肝試しに参加しなかった。
疲れたから先に施設へ戻る。

そう言って、みんなのもとを離れた。
ならば、施設へ向かう途中で合流できてもおかしくない。

なのに、彼女は現れない。

「……あいつ、どこ行きやがった」

爆豪が吐き捨てるように言った。
苛立ちを隠そうとしているようだったが、その声には普段とは違う緊張が混じっていた。
轟もまた、何も言わずに前を見据えている。
そのときだった。
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