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光の裏側で、君と ※ヒロアカの爆豪寄り

第3章 USJ襲撃事件編


轟は、自分の肩に預けられた頭を見た。
――信用されているのか?

一瞬、そんな考えが浮かんだ。

すぐに否定する。
「……寝てるだけか」

たぶん、そうだ。
席が隣だった、ただそれだけ。
疲れていて、眠ってしまった。
それだけのこと。

それでも、
「……」

轟は、彼女を起こさなかった。

理由を聞かれれば、きっと簡単に答える。
「疲れてそうだったから」

それだけ、けれど、本当はもう一つあった。

彼女の寝顔を見ていると、妙に静かな気持ちになった。

いつも周囲を見ている人間が、今だけは何も見ていない。

誰かを分析することも、戦況を読むことも、誰かを助けることも、何もせず、ただ眠っている。

その姿が――
轟には少しだけ新鮮だった。

そして轟は、もう一度彼女を見る。
綺麗だと思った。

それは否定できない。
クラスの中でも目立つ容姿だ。
けれど、今感じているのは、それだけではない。

「……この人も、ちゃんと疲れるんだな」
その事実のほうが、妙に心に残った。

前方から大きな笑い声が響く。
彼女の眉がほんの少し動いた。
轟はそちらを見る。
「……静かにしてくれ」

「え?」

「彼女が寝てるんだ」
自分でも驚くほど、自然に口から出ていた。
なぜ、わざわざ言ったのか、轟自身にもよく分からない。
ただ、起こしたくなかった、それだけだった。
クラスメイトたちが一斉に振り返る。

そして、
「……美男美女席じゃん」
そんな声が聞こえた。

轟は眉を寄せる。
「?」

何のことか分からない。
だが、みんながこちらを見ている。
彼女の寝顔を見て、次々に顔を赤くしている。
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