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光の裏側で、君と ※ヒロアカの爆豪寄り

第7章 期末テスト編


「……それにしても」

相澤が低く呟く。

「おもちの、あの目……」

室内の空気が、わずかに変わった。
プレゼント・マイクも口を閉じ、画面を見つめる。

「君も気になったか」

オールマイトの声は、いつもの明るさを失っていた。
彼自身、あの瞬間の感覚が忘れられなかった。


彼女の瞳に宿った、凍りつくような殺気。
あれは、単に怒りを露わにした生徒の眼差しではなかった。

相手を威嚇するためのものでもない。

本気で敵を排除しようとする者が向ける、冷酷な眼差しだった。


「……本当に、恐ろしいほどの殺気でした」

十三号が慎重に言葉を選ぶ。

「一瞬、試験であることを忘れそうになりました」

「私もだ」
オールマイトは自分の手を見下ろした。

彼女の髪を掴んでいた指先に、あのときの感覚が残っている。
あの眼差しを向けられた瞬間、ほんのわずかだが、身体が硬直した。

自分は今、彼女を試している。

それを理解していたはずなのに。

それでも、本能が警告を発したのだ。


――これ以上、刺激するな。


まるで、そう告げられたかのように。

「……気になるのは、そこだけじゃない」
相澤が腕を組み直した。


「今のあいつは、個性が使えない状態なんだろう?」

オールマイトが静かに頷く。

彼は、彼女が個性を使えなくなった経緯と、現在の状態について聞いていた。
回復の見通しは立っていない。

いつ戻るのかも分からない。

本人は何事もなかったかのように振る舞っているが、実際には以前のような戦い方ができない状態だ。


それなのに。


「……本当に無個性状態の人間が放つ殺気とは、思えなかった」

相澤の声が、室内に落ちた。
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