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光の裏側で、君と ※ヒロアカの爆豪寄り

第7章 期末テスト編


やがて、三人はゴールのゲートが見える位置までたどり着いた。

「あと少しだ!」

緑谷が叫ぶ。

「このまま突破するぞ!」

爆豪が地面を蹴った。

おもちも続く。
そのときだった。

「――捕まえたぞ!」

オールマイトの手が伸び、彼女の長い髪を掴んだ。

「っ……!」

身体が後ろへ引き戻される。
頭皮に走る痛み。

彼女の足が地面から浮いた。

「おもちさん!」

緑谷が振り返る。
爆豪も足を止めた。

オールマイトは彼女を捕らえたまま、豪快に笑った。



「ハッハッハッ! どうした、少女よ! 仲間の力を借りなければ何もできないのか!」



それは、試験のための挑発だった。

彼女の心を揺さぶり、二人がどう反応するかを確かめるためのもの。

本心ではない。

けれど、続く言葉は、彼女の中に眠る何かを刺激した。

「自分では何もできず、他人の後ろに隠れるだけ! そんな者がヒーローを目指すとは、笑わせてくれる!」


その瞬間、彼女の瞳から、光が消えた。

個性を失った不安も。

思いどおりに動けない焦りも。

仲間に頼らなければならない戸惑いも。

すべてが、音もなく沈んでいく。



代わりに浮かび上がったのは、底知れない殺気だった。



彼女はゆっくりと顔を上げ、オールマイトを見つめた。

その眼差しを受けた瞬間、オールマイトの身体が硬直した。




――危険だ。
理屈ではなかった。

ヒーローとして幾度も死線をくぐり抜けてきた経験が、本能的に警告を発していた。

目の前の少女は、今、自分を敵として認識している。
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