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光の裏側で、君と ※ヒロアカの爆豪寄り

第7章 期末テスト編


「試験開始!」


合図と同時に、爆豪が飛び出した。

「行くぞ、デク!」

「えっ、待ってよ、かっちゃん!」
二人は早々に口論を始めながら、オールマイトへと向かっていく。

おもちは少し遅れて走り出した。

その足取りに、わずかな違和感があった。
以前なら、地形を把握した瞬間に最適な動線を選び、誰よりも無駄なく移動していたはずだ。

今は、そうはいかない。

個性による補助がない。

身体だけで判断し、身体だけで動かなければならない。
彼女は自分の呼吸を確かめながら、建物の陰へと滑り込んだ。

その直後、頭上を巨大な影が覆う。

「ハッハッハッ! 逃がさんぞ、少年少女たち!」

オールマイトの拳が、道路を砕いた。
衝撃で地面が揺れる。
彼女は咄嗟に身をひねったが、着地の際に片膝をついた。

ほんの一瞬。

けれど、その動きを爆豪は見逃さなかった。

「おい! ぼさっとすんな!」

爆破の音が響く。
爆豪は彼女の前に割り込むように飛び出し、オールマイトの注意を引きつけた。

「こっちだ、クソ教師!」

「爆豪くん、勝手に動かないで!」

緑谷が叫ぶ。

「うるせぇ! テメェは自分のことだけ考えてろ!」

「それじゃ連携にならないよ!」

二人が言い合っている間に、おもちは立ち上がった。
爆豪の背中を見つめる。
偶然だろうか。
それとも、彼は気づいているのだろうか。

彼女は答えを探すことをやめた。

今は、目の前の状況を分析する。

「緑谷くん、次の攻撃でオールマイトの視線が右に向く。その瞬間、左の路地へ!」

「分かった!」


彼女の指示に、緑谷が走り出す。
爆豪も文句を言いながら、攻撃の角度を変えた。


三人の動きが、ほんの少しだけ噛み合い始める。
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