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光の裏側で、君と ※ヒロアカの爆豪寄り

第7章 期末テスト編


「なあなあ、聞いたか? 今回の実技試験!」

「聞いた聞いた! なんか、入試のときに出てきたロボットが相手らしいよ!」

「えっ、あのロボット!?」

「そう! ロボ・インフェルノってやつ! あれを倒すのが試験内容なんだって!」
上鳴が得意げに胸を張る。

「俺、ちょっと情報を仕入れてきたんだよね!」

「どこから!?」

「B組から聞いた!」

二人の会話を聞いた瞬間、彼女の肩から、ほんの少し力が抜けた。

(……ロボットの撃破、か)

それなら、まだ何とかなるかもしれない。
相手が機械であれば、少なくとも人間のように個性を使ってくることはない。

動力源、関節、重心、攻撃の軌道。
観察できる要素は多い。

そして何より――。

(個人プレイなら、誰にも迷惑が掛からない)

チーム戦であれば、仲間を守るために無理をする場面も出てくる。
自分が個性を使えないことを知られれば、周囲に余計な心配をかけるかもしれない。

だが、単独でロボットを倒す試験なら、自分の責任で完結できる。

できる範囲で戦い、無理だと判断したら撤退する。
それだけだ。

(……むしろ、ラッキーかもしれない)

彼女は胸の前で、そっと拳を握った。
わずかではあるが、先ほどまでの緊張が薄れていく。
もちろん、油断はできない。

しかし、個性を使わずに突破する方法を考える余地は十分にある。

(大丈夫。やれることをやればいい)

ほんの少しだけ、前向きな気持ちが戻ってきた。
――そのときだった。

「皆、集まってくれ」

オールマイトの声が響いた。
生徒たちが一斉に振り返る。
その隣には、校長の根津が立っていた。

「さて、これより期末実技試験について説明する」

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