第7章 期末テスト編
「だって、怒鳴ったら余計に面倒になるかもしれないでしょう?」
「……チッ」
返す言葉が見つからなかったのか、爆豪は再び舌打ちした。
そして、彼女の格好をもう一度見て、眉間に皺を寄せる。
「……とにかく、行くぞ」
「うん」
「つーか、そのサンダルで歩きにくくねぇのか?」
「大丈夫だよ。慣れているから」
「……そうかよ」
それだけ言うと、爆豪はさっさと店の入口へ向かった。
切島は彼の背中を見送り、それから彼女へ顔を寄せる。
「なあ、おもち」
「何?」
「爆豪、今日なんか機嫌悪くね?」
「いつも通りじゃない?」
「いや、まあ……そうなんだけどさ」
切島は苦笑した。
「今日はいつも以上っていうか……」
「切島!」
店の入口から爆豪の怒声が飛ぶ。
「いつまでくっちゃべってんだ! 置いてくぞ!」
「おう、今行くって!」
切島は慌てて返事をし、彼女と一緒に店へ向かった。