• 小
  • 中
  • 大
  • テキストサイズ

光の裏側で、君と ※ヒロアカの爆豪寄り

第2章 雄英高校入学編


そして、ヒーローコスチューム案が完成した。


黒紫を基調とした、身体の動きを妨げない軽量素材。


上半身は身体に沿うように設計され、首元から胸元、腰のラインまで無駄なく動ける構造になっている。下半身は膝上丈のスカート。

太ももには、公安時代から使っていた特殊装備を収納するためのホルダーが組み込み、外観からは見えない部分にも武器を隠し持てるような作りにした。


腰回りにも最低限の装備。

余計なものは一切つけない。

彼女に必要なのは

「動けること」

そして、「見えること」だった。

周囲を見渡せる。

敵の動きも

味方の位置も

戦況の変化も

すべてを見るために。

「……」

ふと、子どもの頃の自分を思い出す。
テレビの前で、オールマイトを見上げて。

「私もヒーローになりたい」

そう言っていた、小さな自分。

「……」

彼女は、小さく笑った。

「まさかこんな形で夢が実現するなんてね…」

誰にも聞こえない声でそう呟いた。

公安としてではない。

誰かの指示を受けるためでもない。

自分自身が選んだ服装で

自分自身の力で
前へ出る
その可能性を考えるだけで――
胸が高鳴った。
/ 603ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp