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光の裏側で、君と ※ヒロアカの爆豪寄り

第4章 雄英体育祭編


雄英体育祭・教員控室。

大型モニターには、チアガール姿の一年A組女子たちが映っている。

『個人戦、頑張ってくれたら、ご褒美あげちゃおうかな?』
ぱちん。
彼女がカメラに向かってウインクした。

「…………」
相澤は無言だった。
数秒後。

「…………はぁ」
両手で頭を抱えた。

「何やってんだ、あいつ……」
隣にいたオールマイトは、画面を見つめたまま固まっている。

「…………」

こちらも両手を顔に当てた。

「いや……これは……」

「何だ」

「……刺激が強すぎるよ!!」

「同感だ」
相澤が即答した。

「教師として、何から注意すればいいのか分からん」

「私もだよ!」
オールマイトは画面を見る。
そこには、いつもの冷静な彼女とはまるで違う姿があった。
笑っている。
楽しそうにクラスメイトを応援している。
しかも、自分から観客を煽っている。

「……でも」
オールマイトの表情が、少しだけ柔らかくなる。

「私は……嬉しい」

「?」

「彼女が、あんなふうに笑っているのを見るのは久しぶりだからね」
相澤は黙った。

「任務中の彼女は、いつも周囲を見ている。何かを警戒して、何かを分析して……自分自身を後回しにしている」

「……ああ」

「けれど今は違う」
画面の中で彼女が、麗日たちと笑っている。

「誰かに命令されたわけでもなく」

「……」

「任務でもなく」

「……」

「ただ、自分が楽しむために笑っている」
オールマイトは小さく笑った。

「これが……彼女の本質なんだろうね」
相澤も画面を見る。

「……まあ」

少しだけ口元を緩める。

「確かに、楽しそうではある」

「だろう?」

「ただし」
相澤が指を画面へ向ける。

「『ご褒美あげちゃおうかな?』はどういうつもりだ」

「そこなんだよ!!」
オールマイトが即座に反応した。

「私もそこが気になっている!!」

相澤が呆れたように見る。

「さっきから何をそんなに心配してる」

「だって!」
オールマイトはモニターを指差した。

「普段あれだけ大人しくしている子が、突然あんな……!」
画面では彼女がまた笑っている。

「…………」
オールマイトは一度黙った。
そして、ぽつり。

「……可愛いな」

「おい」

「成長したな、という意味だよ!」

「苦しい言い訳だな」

「違う!」
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