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光の裏側で、君と ※ヒロアカの爆豪寄り

第4章 雄英体育祭編


普段の彼女なら、こんなことは絶対にしない。

けれど今日は――体育祭。
しかも、応援する相手は一緒に戦ってきた仲間たちだ。

だったら少しくらい、普段の自分を脱いでもいい。
彼女はスタジアムの中央へ一歩出た。

観客席から、再び歓声が上がる。
プレゼント・マイクもそれを見逃さない。

「おおっとォ!?」

スクリーンに彼女の姿が大きく映し出される。

「これはどうした一年A組! さっきまでクールに決めてた謎の美女までノリノリじゃねぇか!!」

「……」

彼女はカメラを見た。

そして、個人戦に出場するA組のメンバーたちへ、にっこりと笑いかける。

「みんな」

その声がマイクを通して、スタジアム中に響いた。

「個人戦、頑張ってくれたら――」

一拍置いた後、彼女はいたずらっぽく目を細めた。
「ご褒美、あげちゃおうかな?」

そして、ぱちんと可愛らしくウインクが飛んだ。


「「「うおおおおおおおおお!!!」」」


会場が爆発したように沸いた。
「何ィィィ!?」

「ご褒美だとォォォ!?」

「やる気出たぁぁぁ!!」

「絶対勝つ!!」
男子たちが一斉に騒ぎ始める。

麗日は目を丸くする。
「ええっ!?」

芦戸は大笑い。
「ちょっと! 何それ!?」

八百万まで驚いている。
「まあ……!」

観客まで巻き込んで、大騒ぎになる。
「……は?」

爆豪は完全に固まっていた。
「……」

隣にいた切島が、ゆっくり爆豪を見る。
「爆豪」

「……何だ」

「今の見た?」

「見てねぇ」

「いや、めちゃくちゃ見てただろ」

「見てねぇっつってんだろ!!」
爆豪の顔が、みるみる赤くなる。

「ご褒美って……何だよ……」

「知らねぇよ!」

自分で口にしてから、爆豪はさらに顔をしかめた。
「……クソッ」
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