第4章 雄英体育祭編
その頃、スタジアムでは――。
爆豪が、ふと観客席の一角を見る。
まだ女子たちの姿がない。
「……遅ぇな」
「爆豪、どうした?」
切島が声をかける。
「別に」
「なんか探してんのか?」
「探してねぇ!」
「そうか?」
「うるせぇ!」
その直後、スタジアムに、歓声が起こった。
「おおおおおっ!!」
「チアガールだ!!」
「一年A組だ!!」
爆豪が振り返る。
そして――固まった。
先頭に八百万、その隣に麗日、芦戸。
そして、その中に――おもち。
成長期の女子高生たちの弾ける肌、鍛え上げられた体のラインが際立つ。おもちも、そんな女子高生に紛れているわけだが、彼女たちよりも成熟した体つきに男たちの目が奪われる。
爆豪の目が見開かれる。
「…………は?」
切島が隣から叫ぶ。
「うおおお! めちゃくちゃ良い!」
上鳴も大興奮だ。
「うわ、マジか! 最高じゃん!」
峰田は両手を上げる。
「俺たちの作戦、大成功――!」
スタジアムに、プレゼント・マイクの声が響き渡った。
「いよいよ個人戦トーナメントの開幕だぜぇぇぇ!!」
観客席から歓声が上がる。
だが、次の瞬間、プレゼント・マイクが何かを見つけたように、声を張り上げた。
「……ん?」
スタジアム中央のスクリーンに、一年A組の女子たちが映し出される。
「どうした一年A組の女子たち!」
「「「……!」」」
「何のサービスだこりゃあああ!?」
『うおおおおおおお!!』
会場が一気に沸いた。