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光の裏側で、君と ※ヒロアカの爆豪寄り

第4章 雄英体育祭編


更衣室に着くと、八百万が両手を合わせる。

「では……!」

彼女の個性によって、布地が次々と形を変えていく。

やがて完成したのは――
チアガールの衣装。


「……」


彼女は衣装を見つめた。

「……なるほど」

「素敵でしょう?」
八百万は満足そうに微笑む。

「個人戦に出る皆さんを、みんなで応援するんですの!」

「……誰から聞いたの?」

「え?」

「これ」
彼女は衣装を指差した。
八百万は一瞬、目を泳がせる。

「……ええと、上鳴さんと峰田さんですわ」

その返答を聞いて、彼女は少しだけ目を細めた。

「何となく嫌な予感がする」

「そ、そんなことありませんわ!」
そこへ麗日と芦戸たちも着替えを始める。

「恥ずかしいけど……」

麗日が頬を赤くしながら笑う。

「デクくんたち、あんなに頑張ったんだもん!」

「応援せんとね!」

芦戸もノリノリだ。

「こういうのも体育祭って感じするじゃん!」

「……」

彼女は少し考えた。
そして、自分の服を見下ろす。

――そういえば、先ほど爆豪に言われた。

『まだ匂い残ってんぞ』

「……まあ」
彼女は衣装を手に取った。

「ちょうどいいか」

「何がですの?」

「着替え」

「……?」
彼女は何事もなかったように衣装に腕を通した。
八百万は満面の笑みを浮かべる。

「では、これで応援しましょう!」

「うん」
彼女は鏡の前に立つ。
いつもの洗練された雰囲気とはまるで違う。

チアガールの衣装に身を包み、手にはポンポン。

目のやり場に困るのは、みんな一緒か!と開き直る彼女。

「似合ってますわ!」

「本当?」

「ええ!」
麗日も目を輝かせる。

「すごく似合ってる!」

「ほんと、スタイル良いよねぇ!うらやましい!!」
更衣室に笑い声が広がる。
彼女も鏡の中の自分を見て、少しだけ笑った。

「……まあ、たまにはこういうのもいいか」
そう言って、彼女は自分がさっきまで着ていた体操服に消臭スプレーを吹きかける。


(個人戦までに匂い取れてるといいなぁ)
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