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光の裏側で、君と ※ヒロアカの爆豪寄り

第4章 雄英体育祭編


「……面倒くさい」

「よく言われる」

「厄介」

「それも」

「しつこい」

「そこは自覚ある」

思わず、彼女の口元が緩んだ。

「……あなた、本当に何なの」

「君の事が超きになっているプロヒーローのホークスさ」

彼女は呆れたように笑う。
そして、短くなった煙草を空になった缶コーヒーの中へ落とした。

「もう戻るわ」

「うん」
彼女が歩き出す。
その背中を見ながら、ホークスも足を進めようとする。

「ついてこないで」

「えー」

「生徒とプロヒーローが二人で歩いてたら目立つでしょう」

「じゃあ、少し離れて歩く」

「そういう問題じゃない」
振り返らずに言う。
それから、少しだけ間を置いて。

「……それに、私はまだ任務中だから」

「知ってる」
返事は、驚くほど早かった。

「だから今は、何もしないよ」
彼女の足が止まった。

「……今は?」

ホークスは、いつものように笑った。
けれど、その目には冗談だけではない何かが宿っていた。

「その先は――君が任務を終えてから考える」

彼女はゆっくりと振り返る。
呆れたように、けれど少しだけ楽しそうに。

「……本当に、厄介な鳥」

「それ、結構気に入ってる」

「でしょうね」
彼女は小さく笑った。
そして今度こそ、校舎へ向かって歩き出す。
赤い翼が、昼の風に揺れた。

「……まあ、急がなくてもいいか」

誰に言うでもなく、ぽつりと呟く。

「どうせ俺、待つのは得意だし」
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