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光の裏側で、君と ※ヒロアカの爆豪寄り

第4章 雄英体育祭編


「……ねえ」
騎馬戦開始まで、あとわずか。
彼女は、周囲を見渡していた。
自分たちのチームへ向けられる視線。
そのほとんどが――緑谷の頭に巻かれた鉢巻へ向けられている。
1000万ポイント、この体育祭において、あまりにも大きすぎる数字だった。

「みんな、こっちを狙ってるね」

麗日が、少し緊張したように呟く。

「うん」
緑谷も頷く。

「たぶん、始まった瞬間から一斉に来ると思う」

発目が楽しそうに笑う。
「そう簡単には取らせません」

彼女は三人を見渡した。

「作戦を確認しておこうか」

「はい!」
緑谷が姿勢を正す。
彼女は、静かに言った。

「私たちの目的は、相手のポイントを奪うことじゃない」

「1000万ポイントを――」
麗日が続ける。
「守り切る」

「そう」
彼女は頷いた。

「制限時間いっぱいまで、1000万ポイントを死守する。それが一番確実」
緑谷も頷く。

「僕も、それがいいと思う」
第一種目で一位になった。
それだけで、自分たちはすでに大量のポイントを持っている。
無理に他の鉢巻を狙う必要はない。
むしろ、こちらから攻めに出れば、それだけ守りが薄くなる。

「だったら、どうやって守る?」
麗日が尋ねる。

彼女は、自分たちの配置を確認した。

中央――緑谷。
正面――自分。
右後方――麗日。
左後方――発目。
そして、全員が発目のサポートアイテムを装備している。

「基本は私が前」
彼女が言う。

「近づいてくる相手を牽制する」

「うん」

「麗日は、必要な時だけ無重力を使って」

「了解!」

「発目さんは、サポートアイテムで移動を補助。特に緑谷君のジェットは、逃げるために使う」

「任せて!」
発目が親指を立てる。

「そして緑谷君は――」
彼女は、緑谷を見る。

「絶対に無理をしない」

「……!」

「相手の鉢巻を取ろうとしなくていい。私たちを信じて、最後まで中央にいて」

「分かった!」
緑谷が強く頷いた。

彼女はさらに続ける。
「相手が多すぎたら、空中へ」

「空中?」
麗日が聞き返す。

「うん。地上だけで逃げ続ける必要はないから」
彼女は、三人の靴を見る。
発目が作った空中移動用のサポートアイテム。
そして、緑谷の背中にあるジェット。
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