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ハンドレッドノート -誰そ彼の少女-

第2章 私にはない絆


『こんにちは!今回、合同をさせていただく、ホワイトダヴの名瀬 かすみと申します!よろしくお願いします!』

高めのトーンで、明るく元気に挨拶をし、頭を下げる。
すると、目の前の茶髪の男の子は、ポニーテールを揺らしながら

「えっ……!?」

と大きく目を見開いた。私の顔を、じっと食い入るように見つめている。

「お、女の子……!? ホワイトダヴの名探偵って聞いてたから、もっとこう、いかつい大人の男の人が来るもんだとばっかり……! あ、ごめん! まだ、名前言ってなかったな!俺は瑠衣 (るい)!物怪 瑠衣(もののけ るい)だ!よろしくな!!」

彼のニカっと笑う笑顔につられて、私も笑いながら、返す。

『ふふっ。よろしくお願いします!瑠衣さん。』

「んじゃ、早速中に入ってよ! 他の二人も奥で待ってるからさ!」

瑠衣さんに促されるまま、私は一歩、彼らの事務所へと足を踏み入れながら、フードをおろす。

案内されたリビングのような部屋に入ると、そこにはまだ見ぬ二人のメンバーがソファーに腰掛けていた。私たちの姿に気づき、彼らの視線が一斉にこちらへと集まる。

『こんにちは。』

と挨拶しながら、瑠衣さんが促してくれるままに、ソファーに腰掛ける。
全員を見渡し、わざとらしく一つ、コホンと小さな咳払いを挟んだ。そして、先ほどよりもさらに明るく笑いながら話す。

『では、改めましてもう一度。初めまして!本日より皆さんのハウスと合同任務をさせていただきます、ホワイトダヴの探偵の名瀬 かすみと申します!至らない点もあるかと思いますが、仲良くしていただけると嬉しいです!』

どうだろうか。ちらり、と彼らの様子を伺うと2人は私の顔を見ながら固まっていた。
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