第2章 私にはない絆
夢中になって資料を読み込んだり、事件の整理をしていると、電話がかかってきた。
こんな時間に?と思い時計を見てみると午前6時前。
あぁ もうそんな時間か。
いつの間にか朝になっていたらしい。
相手が誰かも確認せず電話に出てみると、相手は統一名探偵組織「ネスト」の職員だった。
〔名瀬(なぜ)さん。朝早くにすみません。今お時間よろしいでしょうか?〕
『大丈夫ですよ。どうかしましたか?』
ネスト職員がこんな時間に電話をかけてくるのは珍しい。
緊急事態なのだろうか。
〔昨日、名瀬さんに伝え忘れていたことがありまして。今日、ホークアイズの方達と合同捜査をお願いできますか?〕
『合同捜査…ですか?』
ホークアイズはネストに所属する探偵事務所「ハウス」で、序列は21位。100位まである中でも上位の方のハウスだ。
そんなに難しい事件なのだろうか。
〔えぇ。ですが、名瀬さんは見守るだけで大丈夫です。今回、名瀬さんにはホークアイズの方達の雰囲気や、解決の仕方を見ていただきたいんです。〕
『なるほど。わかりました。』
〔では、お願いしますね。〕
そういうと、ネスト職員は早々に電話を切った。