第2章 私にはない絆
最初の現場はホークアイズの事務所から歩ける距離にあったので、みんなで歩くことにした。
瑠衣さんは私とみんなの仲を深めようとしてくれているのか、さっきから、他愛もない話を楽しそうに話している。私はそんな瑠衣さんの隣を歩きながら、前を歩く仁さんのことを眺めていた。
仁さんとは今日初めて会ったはずなのに、そんな気がしない。どこかで会ったことがあるような気がしてならない。どうしてだろう。
瑠衣さんの話に相槌をしながら、そんなことを考えていると、ふと前を歩いていた仁さんが振り返った。仁さんと目があって、——私は、気づいた。
——あぁ、そうか…司波…。確か、あの人もそう名乗っていた。
——ねぇ、仁さん。あなたは、あの人の…あの人達の子どもだったんだね。
気づかなかったよ。
あの人に、よく似ているのにね。
性格のせいかな?あなたは、あまり感情を表に出さないタイプみたいだからね。
性格は、
一体誰に似たんだろうね?◾️◾️さん——。