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ずっと前から (降谷零/R18)

第8章 お見合い




「だめだ、やっぱもう今さら断れないって…ごめんね。」

姉にも連絡して父に言ってもらったが、日付まで決めたあとにもう無理だと言われたしまった。

勝手に日付決めたのは父だけどね!?

あ、でも結婚の予定もないと言ってしまったのは私だった。うん、誰も責められない。

「それなら仕方ない。は相手に失礼がないように、でもお見合い相手からは気に入られることが無いようにしてくれ。」

「んん?それ難易度A級くらいじゃない?」

「。」

「あ、いや。何でもない。普通に簡単だね。失礼無くやり過ごせばいいってことだよね。」

「はぁー…まったく。」

「経済的に自立していなかったばっかりに強くも言えずすみません…。」

「そもそもも大手企業に勤めてそこそこの収入はあるんだろ。何で親のマンションに?」

「実家を出るときに父のごり押しで。言いだしたら聞かないんだよね。それで面倒になってこっちが折れちゃう。」

「……僕のときの対応と同じじゃないか。」

「え!ほんとだ!何でこんなことに!?結局親と似た人を選ぶ法則みたいなことになってる!?」

「おい、否定しろ。最近僕の扱いが雑だぞ!?」

「あ。ごめん。つい。気を許したらこうなったってことで許して?」

「素がこれで、よくあんなに取り繕えたな。別人じゃないか。」

「ん?それはトリプルフェイスへの特大ブーメラ……ああ、いや、ううん!ふふふっ。別人だったかな?」

「なんだそれ。今さら取り繕わなくていい。しかもほぼ言い終わってるだろ。」

「……がっかりした?最初の印象と違って。」

「してない。するわけないだろ。同じなんだから。」

「あ……はい。どうも…ありがとうございます…?」

「はははっ。そこで照れるのはやっぱり同じなんだな。」


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