第7章 ずっと傍にいて欲しい
「……。――可愛い。愛してる。の全部を僕だけのものにしたい。」
「……もう、零くんだけのものでしょ?」
「足りない。」
「……。」
困らせているのは分かっているが、止まりそうにない。
「、教えて。」
「な、にを……?」
「全部だ。」
「え…う、うん。全部教えるよ?零くんは何を知りたいの……?」
「……。」
「……?」
駄目だ。知りたいが、知りたくない。知れば余計に真っ黒になりそうだ。
何も答えない僕に困惑しているを無視し、また身体に触れる。
「。今日は声を出すなよ。」
「……っ!」
拓翔くんが部屋で寝ているのを思い出し、慌てて僕から距離を取ろうとする。
「まぁ、僕は好きなように動くけど。」
「えっ、ちょ、ちょっと待って!」
焦りながらも声のトーンを落とし、僕を止めようとする。
が住んでる広い部屋はリビングと寝室が離れているから、話し声も聞こえないのに。
「待たない。今日はから誘ったんだろ?」
「えっ!ちが、誘ったんじゃなくて…!お願いきいてもらおうと……んっ……!」
唇を塞ぎ、舌を入れて喋れないようにする。
少し声を漏らしながら、気持ちよさそうに感じているが可愛すぎて、もう止めるのは無理だ。
「はぁ。酷いな。僕をこんなに誘っておいて、これでおしまいなんて言うのか?」
「……い、言わない……。」
息が上がり、とろんとした目で僕を見ている。
なんて顔して誘ってるんだ。
完全にもぐずぐずじゃないか。
「安心したよ。じゃあ、遠慮なく。」