第7章 ずっと傍にいて欲しい
「ふふふっ。零くんほんと真面目だね。ありがとう。私のこと真剣に考えてくれて、本当に嬉しい。」
「でもね、私の幸せまで零くんが責任を負わないで?
自分の幸せは自分で見つける。
見つからなければ作るし、
一人では作れなくても、それを零くんだけに任せようなんて考えてない。
もしもこの先の未来で私が幸せじゃなさそうでも、零くんに責任なんてないよ。
私が選んだの。零くんと一緒にいることを。
それは紛れもなく自分の決断の結果だから。」
「……。」
「ごめんね。責任、負いたかった?」
「いや、違うんだ。
本当に、そういうところがらしいと思っただけだ。」
「そ?可愛げないかんじ?ふふっ。」
「まさか。僕は、そんなだから幸せにしたいと思うのかも知れないな。真っ直ぐで、強くて、綺麗だ。」
零くんが力強く抱きしめてくれたから、私も零くんの腰に手を回して抱きしめ返す。あったかい。
しかもいい匂い。こっそり零くんの匂いを堪能しておく。んー…やばいすごく好き。優しくてまろやかな匂い。
あ、なんか肩あたりから女物の香水の匂いする。今日は大人向け任務かな。そこは匂わなかったことにしておこう。
「……大好きだよ。自分でもどうしていいか分からない。感情も制御ができないくらいに。」
「ふふっ。私もだよ。」
「どこがだよ。いつも僕ばっかりを求めて嫉妬してる。」