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ずっと前から (降谷零/R18)

第7章 ずっと傍にいて欲しい


「………本当に?」

零くんはほっとしたように声を出した。

「うん、もちろん。」

「そっか、よかった……」

「零くん?」

「いや……一瞬、断られるかと思った。」

「え!?」

「さっきから『結婚は考えてなかった』とか『このままの状態だと思ってた』とか言うから」

「ご、ごめん……紛らわしい言い方したかな……」

「いや、いい。安心したよ。」

零くんが笑って私の手を握った。

「むしろ、らしくて。」

「もう……」

「でも」

箱から指輪を取り出した。

「あらためて聞かせて?」

薬指に、ゆっくり指輪を通してくれた。
サイズ、いつの間に測ったんだろう。どこまでも抜かりない人だな。



「。僕と結婚してくれ。」


「はい……っ。」

「ありがとう」

「ふふっ。こちらこそ。」

私が意味不明なこと言って台無しにしたから、結局もう一度言ってくれた。

「これからも忙しいことが多いと思う。」

「うん」

「寂しい思いもさせるかもしれない。」

「うん、そうだね。」

「それでも――…ずっと僕の傍にいてほしい。」

「もちろん。すぐに一人で抱え込む零くんの荷物を、少しでも私に――…… 一緒に持たせて?
もしそれができないなら、全部の荷物を抱えた零くんごと私に寄りかかって?」

「――…ありがとう、。」

「零くん、もしかして緊張した?」

「……当たり前だろ。」

「ふふっ。なんだか意外。
普段から甘いセリフを恥ずかしげもなくいくらでも言えちゃう零くんが緊張するなんて。」

「は僕を何だと思ってる?
プロポーズとなるとさすがに緊張もする。
のこの先の未来をすべて僕にくれと言ってるんだ。
の幸せも僕にかかってる。
責任重大だぞ?」



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