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ずっと前から (降谷零/R18)

第6章 温泉旅行 ※


「…………は……い?」


一瞬理解できなかったけど、思い出してしまった。



『旅行中、頼み事ができる権利を僕に3つくれないか』

からの――

『いいよー。何でも頼んで!』



「ああぁぁぁぁぁ!!ばかっ!私のばかっ!!うそ!?こういうことじゃないよね!?お願い!嘘って言って!?」

「はははっ。ごめん、本当だ。」

「ちょ、ちょっと待って!え?待って!最初からこういうつもりで言ったの!?」

「くくくっ。そうだな。」

「だって、最初の頼み事が……」

「“まともだったから、油断した”って?」

「くぅっ……!それもわざとだな!」

「まさかは……」

そう言いながら、圧のある腹黒い笑顔で続ける。

「僕との約束を、やぶるつもりはない、よな?」


「ひぇ…」

こんなのは無し!無効!って言いたいのに有無を言わさない零くんの態度に負けてしまう。

もう無駄だ。もし強く断っても、ろくなことにならないのがわかる。
どっちにしても意地悪されて泣かされる未来しかない。

腹を括った。

「……二つ目の頼み事は何ですか…」

くやしいっ!!!



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