第6章 温泉旅行 ※
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夕食を食べたあと、零くんは仕事の電話を受けて何やら指示を出していた。
まさかこのタイミングで戻らないといけないとかないよね……と少し不安になる。
私はベッドにうつ伏せにころがってゆっくりしていると、さっきの疲れか、ウトウトしてしまっていた。
ガシャっという聞き慣れない金属音にハッと気付いたとき、零くんが私の上に覆い被さってにこにこと嬉しそうに笑っていた。
「な、なに…?」
「せっかくの旅行なのに仕事の電話して悪かった。さっきの続きをしようと思って。」
うとうとしていたせいで、パッと思い出せない。何か中断してたっけ…?
少し起きあがろうとすると手首に違和感があり、目をやると手錠がかけられていた。
「え…?」
まって、どういうことこれ。
なんで手錠かけたの?
っていうかなにこの重厚感。
えっ?嘘でしょ?これ、
「は!?ホンモノ!?!?」
「はははっ。本物か偽物かの前に言うことあるだろ。」
「…………そうだね。何で次は急に警察ごっこ始まってるの。外して。」
「んー…どうしようかな。」
「はずして。怒るよ?」
低音ボイスをだしてみたけど
ここまで言ってもまだにこにこしてる。
「今日の…」
楽しそうに顔を近づけ、耳の傍まできた。
「頼み事をする権利が…」
耳元で話され、ぞくっとして少し背中が仰け反った。
「あと二つ残ってる。」