第4章 見てはいけないもの
必死になだめた結果、
最終的に渡されたのは、探偵バッジだった。
子どもたちが使っているものとは少し違い、
「防犯ブザー機能がある。危ないと思ったら鳴らせ」
「ん。ありがと。」
「それと、こっちのバッジとリンクさせてある」
「何ができるの?」
「近くならトランシーバーみたいに話せる。ブザーが鳴らされたこともこちらでわかる。」
「へぇ」
「お互いの位置は分からない」
「…………ほぉ?」
本当に?絶対スマホで見れるんでしょ?どうせ。
まぁ困ることもないし、バッチなら、どうしても嫌なときは家に置いて行くこともできる。
「……まぁ、いいか」
諦めてバッジを受け取る。
すると零くんが、少し嬉しそうに笑った。
「やっぱり、は僕の我がままに付き合ってくれるんだな」
ん?自覚あるなら折れて?
「あははっ。仕方ないよ」
「惚れた弱みだからね? できるだけ聞いてあげたいと思っちゃうんだよ。」
「…………」
零くんが固まった。
「どーしたの?」
「……それは……僕のセリフだろ」
「……ほぉ」
「なんですぐ茶化そうとするんだよ」
「んんっ。照れ隠しかな?酔ってるからかな!?」
「もうそんなに酔ってないだろ」
「くっ…!バレてたか!」
二人で笑った。