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ずっと前から (降谷零/R18)

第12章 それで十分 ※


「ねぇ、零……」
「ん?」
「この怪我は、爆発に…巻き込まれたの?」
「……あぁ」
「銃撃は……大丈夫だったの?」
「、悪い…あまり…」
「あ、ごめん。」
「心配させておいて何も説明できなくてすまない。」
「ううん!いい。帰ってきてくれたらそれで。あ……ひとつだけ。」
「なんだ?」
「安室透が、誰かに身バレしてない…よね?」
「……、誰かに探りを入れられたんだな?」
「それは…わからない。探られたのかどうかも。ただ、なぜかコナンくんがその人に警戒してって。」
「なるほど。爆発や銃撃のこともコナンくんだな。その人のことを詳しく聞かせてくれ。」


零に、ポアロのバイトに入った松永淳くんのことを、できる限り主観が入らないよう事実のみを説明していった。
零の推理の妨げにならないように。
聞かれたことや会話の内容も、どうにか思い出して伝えた。

零は少し黙って考えたあと、口を開いた。

「今の段階では何とも言えないけれど、タイミングを考えても警戒しておくべきだろう。
はしばらくポアロには近付かないようにしてくれ。
通勤は電車を使って同じ時間の電車も避け、歩くルートも毎回変えてくれ。人通りが少ないところは通るなよ。待ち伏せの可能性がある。
どこかで遭遇しても、警戒してることは相手に伝わらないよう自然にしてくれ。
バレたことがわかると強行手段に出る危険がある。
ポアロや別の場所に誘われても行くな。用事があるとでも言え。困り事を助けてくれという依頼であっても罠の可能性がある。自然に断るんだ。
防犯バッチは持ってるな?カバンには入れず、すぐに鳴らせるように手で持って外出してくれ。
僕はその人について探ってみる。」


またか…!ほんとコナンくんといい零といい、難易度高いことを当たり前にできるかのようにサラッと言うね?

しかも要求が多すぎて、これぜんぶ覚えれるかな……すでに前半を忘れそう。

「あ、うん。わ、わかった…。」
「…………覚えたか?」
「くっ…!決してばかじゃないはずなのに!零とコナンくんは格違いすぎてつらいっ!」
「…………ばかとまでは思ってはないから安心してくれ。」
「それフォローになってる?」

私、なにか零に勝てること一個でもあるのかな? あ、オタク度とか?でもそれ勝ててもあんまり嬉しくないな……。


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