第11章 いつもの様子 ※
「それってさぁ、さんが試しに使ってみた薬の影響じゃない?博士は12時間効くって言ってたしまだ効果が残ってたんだと思うよ。」
「その薬って、いったい何の薬なんだい?」
「緊張を解してリラックスさせる薬だよ。穏やかになって不安や動揺も無くなると思うよ。さん、仕事でプレゼンしないといけなくなって、“緊張して口から心臓出そう”って言うから。前に博士が知り合いから、上がり症に効く薬を頼まれていたのを思い出してさ。それで昨日、さんに渡したんだ。」
「・・・。
さっきも言ったが無闇に薬を飲むな。」
「飲んでないよ。私も飲むのは不安だなって思って貼るタイプ。」
「皮下吸収も同じことだ!」
「あー…そうだね、ははは…ごめん。
それにしても、私そんなに変だった?
自分では普段と変わらず過ごせたと思ってたんだけど・・・」
「変ではないが、あんなにも普段と反応が違うと心配するだろ。」
「何か違った?」
「・・・いや、今はいい。」
「安室さんって・・・
さんの前ではぜんぜん違うんだね。そんなに感情的になる安室さん、初めて見た。」
「でしょ!?俺様モードになるの!!」
「おい、。誰が俺様だ。あとで覚えてろ?泣かせるからな。」
「ひぇぇ・・・!」
「あ、安室さん!暴力はだめですよ!?」
「あ。いえ、梓さん・・・そういうわけでは・・・」
ちょっと何この状況。
もう抜け出したくなってきた!
「透さん、疑問が解けたようなのでそろそろ帰りましょう・・・!」
「まだ解けていない謎がありますよ?」
「え?なんですか?」
「今日会っていた男は誰です?
あと、『他に気になる相手』というのが何のことか教えてもらえますよね?婚約者である僕に。」
「「「えぇ!?」」」
「と、透さん!?どうしたんですか本当に!!」
「お二人、婚約されてたんですか!?」
「(安室さんって、心配性な上にすごい独占欲だね・・・外堀から埋め始めたよ。)」
「(私も、こんな安室さん初めて見ました!もうびっくり。婚約のこともあとで蘭ちゃんたちに報告しないとっ!)」