• テキストサイズ

ずっと前から (降谷零/R18)

第10章 二人の帰る家


――――――――
――――

一応は同棲をはじめて1週間経ったものの、もともと泊まりにきてくれていた日も多かったため、とくに今までと変わらない日々だった。

違うことと言えば、インターホンが押されないことくらい。

急に鍵が開くから慣れていなくて驚いてしまう。

『気兼ねなく自分の家として過ごしてね』 と零くんに言っておきながら、なぜか自分の方が気兼ねしてしまって落ち着かない…!イケメンと同棲は緊張する!


ある日、零くんが帰ってきて私にきいた。

「は一人ぐらしをはじめてどのくらい経ってるんだ?」

「ん?たぶん5年くらいかなぁ。どうしたの?」

「いや。僕がいると落ち着かないみたいだから、一人暮らしがかなり長いんじゃないかと思ったんだ。」

ば、ばれてたー!

「あ…ごめん。なんか緊張してるのかも。私がこれだと零くんも落ち着かないよね。」

「。少し、散歩しないか?」

「え…?いまから?」

「うん。夜の散歩。」

なぜか唐突に散歩しようと言い出す零くんに連れられ、二人で手を繋ぎ、ゆっくり道を歩いた。

こんな時間に理由もなく散歩するなんてはじめてで、不思議な感じがする。

川沿いの土手まできて、何も言わなかった零くんが口を開いた。


/ 193ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp